初めての生徒会室

6/11

546人が本棚に入れています
本棚に追加
/175ページ
2人がかりとはいえ何だあの異常な程の力は。身長俺より低いだろテメーら。 てか飯食わないとなると俺本当なにすんの。 「はいあーくん、あーん」 「え」 ここは生徒会と風紀委員専用の2階食堂。 そのため下のやつらには見えないからあのバカうるさい悲鳴やらなんやらは聞こえないが、 「え?」 何してんの? 「もー、口開けて!」 「え、あ、あー」 すると口の中にチョコバナナが入ってきた。 美味いけど。美味いけどさ。 なんでそんな突っ込んでくんの!? 「ん、んん"っ!ん"!!」 「え?何もっと?」 「ん"ん"ん"ん"ん"!!!!」 死ぬかと思った。 ニコニコしながら喉の奥にチョコバナナ突っ込んで気道塞いでくるサイコパスとかなにそれこわい。 俺がいまだゼーハーしてると、双子のひとりが突然ありえん事を言い出した。 「バナナ必死にくわえてるあおくん可愛かったねー」 おまえらが突っ込んできたんだろ。 「涙目でエッチだったよねー」 お前にもやってやろうか。生理現象で涙くらい出るぞ。 「てかモサ男はいいのかよ。」 「モサ男?」 「あ!かけるんのこと?」 「かけるん…そーそー。ずっと思ってたんだよ。モサ男がいるのになんでこっち来たんだよ。」 「えー、」 「それはー」 「やっぱりー」 「「あーくんがいるからかな♪」」 「……さいですか」 めんどくさいやつらに目をつけられたっぽいな……。 「ま、もう気はすんだろ。俺戻るから。」 「えー」 「もうー?」 「そんじゃあな。たまになら相手してやるから(嘘)」 「「かっこの中身ぃー」」 教室に戻ってきますた。 俺を見捨てた麗にプリンを奢ってもらい、授業の時間になりますた。 次の時間が体育だったのでプリンが出そうですた。 今日はこれで終わりなので寮へ戻りま「アオバーーーー!!!!」ちっ 「生徒会室行こうぜー!!」 「朝行ったろ。俺は帰る。」 「なーなー!いいだろ!?行くぞー!!」 「あかん言葉通じん人だったか。」
/175ページ

最初のコメントを投稿しよう!

546人が本棚に入れています
本棚に追加