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一般生徒が1日に2回も来るようなとこじゃねえだろ生徒会室って…。
「来たぞ!」
そう言ってモサ男は扉を開いた。
中には副会長がいた。
最初は「翔!」(((o(*゚▽゚*)o)))ってなってたのに俺見た瞬間( ・᷄ὢ・᷅ )ってなったからね。
謎にイラつくわ変顔でもしとこ。
まあお茶を淹れてはくれるみたいだし気にしないでもいいか。
目の前でモサ男と副会長がキャッキャッうふふと楽しげである。
俺なんのために来たんだ。
早く帰って白鳥沢戦一気見したいんだけど。
朝のようにもそもそクッキーを食ってたら扉がひらいて何人かが入ってきた。
「あ!あーくんがいる!」
「僕たちに会いに来てくれたんだね!」
「えっあいいえ。」
「もーそこは」
「はい♡」
「でしょ?」
「…いいえ」
どんなに顔が良くても、萌え袖で上目遣い、そしてお目目うるうる&語尾に♡は男としていろいろダメだろ。
双子にうんざりしてると、突然肩にずっしりとした重みがきて、一瞬潰されそうになった。
さすがにこれくらいは余裕で耐えれますよ
てか何だよ。
目線を下にすると、袖を中途半端なところまでまくり、シンプルなデザインのブレスレットをいくつかつけている腕が見えた。
横をむくとサラ~ンと流れる金髪。
「……会計さんですか」
「あ!せいかーい♪」
うわなんだその喋り方嫌すぎるウザすぎる。
「重いんでどいてくださいよ。」
そう言うと少し圧が無くなった。
調整してくれたようだ。
何だ、以外にいいところあるじゃないか。でもどうせだったらどいて欲し「えー?でもあーちゃん抱き心地いいからさー」
「……………」
「え、なになに?もしかして照れてる??」
会計から俺の顔は見えないからこんなこと言ってるが、俺の顔を見てそんなことを言っているなら眼科に通いつめることをおすすめする。
つーか昨日夜遅くまで…いや、あれは朝か。
スマホいじってて気づいたら空が明るかったんだよな。
(嫁が)可愛くてぇぇーご、め、ん♪
まあそんくらいまで起きてたからなのか、さっきから全然テンションが上がらない。
眠い
この会計の絶妙な圧と温かさで眠気が加速していってるような……。
別になにかする訳でもないだろう………し。
あ……瞼閉じ…………き……………………
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