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…知らない天井
目が覚めるとそこは白い天井、白い壁、白いベットだった。
ということもなく、どうやら生徒会室のソファらしい。
ついでに言うとこれ膝枕されてんな。
誰かの顔がローアングルでうつってるよ。なのにこれでもイケメンとか…ちょ、
殺意
「あ、起きたー?」
「……イケメン滅びろ」
「え!?急に!?」
目が半開きでぼやぼやしてる。
この膝の主は…金髪だから会計か。
「今……なんじ……」
「今ねー、あ、ちょうど7時だよー♪」
「しちじ…たまごっち…み……………わすれ………………」
「…………あれ?」
朝起きると、俺はでかいベットの上でパンツ一丁だった。
もちろん俺の部屋ではない。朝日が気持ちいい感じに入ってくるシンプルisベストみたいな知らない部屋だ。
「…………え」
えっとー、これは、あれだな。あのセリフを言うチャンスだ。
俺はムクっと起き上がると、人生で1回は言ってみたいランキング7位の言葉を口にした。
「ここは誰俺はどこ。」
扉が開き、中から会計が出てきた。
濡れたタオルが首にかかっていたので、多分朝シャンでも浴びてたのだろう。
て、そんな呑気なこと考えている場合じゃない。
え、俺やっちゃった?ヤっちゃったの??
よく聞く腰痛やら穴の痛みやらはないけど…え?てことは以外にもお前が下??
いやそこではない。そうではない。
問題は男とヤってしまったのか、そうでないかだ。
まず記憶ないし。ここまで来た記憶すらないし。
すると会計はニヤッと悪戯っ子のような笑みを浮かべ、俺に
「昨日は初めてなのに激しくしちゃってごめんねぇ。気絶させちゃったから、今からでもお風呂はいっておいで♪」
と言ってきた。
「お前その顔はぜってぇウソだろ!!!」
俺は近くにあったペットボトルを投げつけた。
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