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「それじゃ、世話んなった。」
「またいつでもおいでね~」
制服の入った某ハイブランドの袋を片手に、金輪際行く気はないけどな、と心の中で言っておいた。
部屋につき、そういえば学校…と思って急いで時計を見た。
やっべぇ10:35!!?
今からでも急いで準備しねえと!!
そう思って慌ただしく制服に腕を通していると、ガチャっとドアの開く音がした。
「?葵羽か。おかえり。昨日はどうした?」
「そそそんなことよよりはや早くがっこ!!!」
「は??」
「うぇ???」
俺はもう一度時計へ目を向け、日付のところを見た。
4月11日(土)
学校休みやん
朝食を食っている麗を横目に水を飲みながら俺は昨日あったことと今朝あったことを麗に伝えた。
「はあ、お前…今度会計に礼しろよ。」
「はぁい。分かったよマザー」
飲み終わったコップを流し台ですすぎ、軽く水気を飛ばしてから元あった所へ戻す。
「んー、まあ、礼は後々するとして、今日予定ある?」
「特にない」
「じゃあ一緒にテレビでドライブでもしないかね?」
そう言ってハンドルを切るような素振りを見せる。
「果たしてあれがドライブと言えるものなのか…まあ、いいぞ。レインボー行くか?」
お?呆れていたと思ったらけっこう乗り気。
「ふっふっふっ!そう来なくっちゃな相棒!」
結果
1位麗
・
・
・
9位俺
自慢じゃないけど俺ドライブ暦6年なんだよねハハッ
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