皆お待ちかねの新歓でっせ

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コミュくんに時間とか行動範囲とか聞いとけばよかったとか後悔なうです。 まあ、もうさっきの中庭的なとこ抜けちったからいいか。 てかなー、コミュくん、やっぱどっかで見たことあるんよなー。 いや、警察のとこ聞いた時だけじゃなくてな。もっと…他に。 んーー、と唸っていても分からないので、とりあえず少女漫画でよくある展開の「これが、恋…!?///う、運命なの!!?/////」って言うことにしておいた。 てか、殺伐としすぎだろwwww 俺の目の前には「きゃあああああああああ」と叫びながら逃げ惑うチワワと、それを追いかけるガチムチとは違う系統のようなガチムチがいる。 それも何ペアも。 「くるとこミスったかもな」 こんなThe阿鼻叫喚wってところにずっと居たいわけないので、俺はさっき生徒が何人か入っていった校舎へ入る。 どこ行こうかしらーっと。 俺が適当に歩いていたら、前からかっちょいい犬がやってきた。 「うひゃお、君イケワンだねえ」 この学校は犬までイケてんのか。 まあ犬だし、イケてるっつってもどうせ可愛いのが勝つし。 あと犬だし。 犬に負けるわけないと自分に言っていると、ふとその場にいるべき人物が居ないことに気づいた。 飼い主はどこだ?こんなイケワン放っておいたら連れ去られるでw 暇だし、じゃれるかな?と思いながらしゃがみこんでバッと腕を開いた。 その瞬間、イケワンが口を開いて舌を出し、しっぽを全力で振った途端、こちらへものすごいスピードで走ってくるのが見えた。 ほんの一瞬だけ。 そう、一瞬なんだよ。マジで。 え?犬ってこんなに早いの?ってくらい一瞬の間に、俺の背中と床は 「ちょっと!どこ見てんのよ!」 「ご、ごめん、怪我はない?」 「べ、別に!あんたはどうなのよ」 「俺は大丈夫。」 「あんた、名前は?」 「お、俺h」おっとこれじゃあ長くなるな。 まあ、そんな感じで角でぶつかる王道少女漫画くらいの衝突した。 てか絶対それ以上だよ。 後頭部は俺の首の筋肉と反射神経がいい仕事してくれたからなんとか守ったが、俺の腹筋は機能しなかった。 とりま背中が痛いと言っていることがわかる。
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