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もう会長を親衛隊に差し出して、ついでにその近くに走っているモサ男も差し出して、俺は逃げる!!
完璧だろ!!?
よし、ならば向かうは……窓!
窓から外へ出よう!
ここは2階だ、無理だな!
ということで階段!!
俺は階段を半分まで下りたらそこでジャンプし着地して、それを、もう一度繰り返した。
すげぇwwwww俺テラかっけぇwwwwwwww
まあ後から来たモサ男と会長は1番上からジャンプして華麗に着地キメてるんですけどね……。
………………………。
「はあ!はあ!はあ!はあ!」
吐きそう
誰だよドロケイなんて考えたやつ!!
「なーあー!アオバ!!待てよ!!!」
「翔!待て!!」
なんでこいつら叫びながらでも普通に走ってんの?
「たっ、助け……」
もう足はフラフラミンゴよ、俺。
まあ、最後の力をふりしぼり、校庭を目指して、やっと着いたよ。
有象無象が追いかけあってる中、俺は走ったさ。
本校舎に入り、階段裏へ直行。
ベタな場所だけど、なかなか見つからないのよねここ。
モサ男と会長のその後h「きゃああああああああ!!!!会長様あああああああ!!!!!」ああうん、この雄叫びで分かるね。
てか今何時…そう言ってポケットへ手を伸ばした俺だったが、こういう時ってだいたい糸目の食えない奴がパシッと手ぇ掴んでくるのがセオリーなのでやめておいた。
関西弁で正論叩いてくるキャラ、アニメだとお約束だもんね...。
階段裏から顔をのぞかせ、玄関にあるオサレなデザインの時計に目を向けた。
11:39
そろそろ飯だし、終わるだろ。ということで俺は自分の教室へ足を運んだ。
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