546人が本棚に入れています
本棚に追加
/175ページ
教室へつき、横開きのドアを開けると中には人が2人いた。
その2人は片方が女の子なら3人目を作ろうとしている最中であった。
「おっふ…」
照橋さん以外にこの言葉を使ったのは初めてである。
俺は何も言わず扉閉める。
なんか…片方不良っぽかったし……これ、後で仕返しとか…さ、ないよね……???
まあ、あんなところでヤってたんだしそんな理不尽なことはないよなーってことにして俺は考えることをやめた。
…どこ行くかな。
唯一の行く場所であった教室はダメだったし…て、あれ!?あそこ俺の席じゃなかった!!?
窓際の1番後ろの席。新学期そうそう吉岡くんに代わってもらった唯一の席だ。
あいつら…許すまじ。
まあ不良怖いんでなんも言えないんですけどね。
窓の外を見ると、会長とモサ男の姿がないことに気づいた。
ワンチャンこの校舎にいる系…?
その場合非常に面倒臭い。
1日3度もモサ男に追いかけられたくない。
………トイレ行こ。
そう思い、俺は反対方向にあるトイレへ踵を返した。
トイレなう
なんということでしょ、隣から物音してくるではありませんか。
声まで聞こえてくるではありませんか。
「ひゃ///ぅ…ん///」
「ほら、もうこんなんじゃん♡指だけなのにねー♪」
「そ、そんなにしょこ、弄らないでくらは…ひゃん♡//////」
……………これ、出たらめんどくさいかなー。扉開けてるとか、ないよね?流石にねぇ?
よし、じゃあそろりそろりというように音を出さずして扉を開け「ドア開けたままだから、誰か来たら見られちゃうね…?あ、今絞まった♡興奮しちゃった?」
「や、///しょ…なことぉ……//////」
「………………………………。」
今何時だ、と思ってスマホを見ると、まだあと10分もあった。
いやまあ勝手に12:00に終わると思ってるだけだからわからんけど、普通はそうでしょ?キリよく終わろ...?
この状態があと10分も続くのか、とため息をつきたくなったが、今ここでついたらバレると思い、急いで飲み込む。
個室で誰にも分からないだろうと思い、俺は気を紛らわせるためスマホをいじった。
最初のコメントを投稿しよう!