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双子が降りると同時に、舞台袖から書記が見えた。
え、書記??
そう、その書記とは、お楽しみ会もといドロケイのスタート前に警察の集合場所を教えてくれたり、ティンのカーのベルさんがいそうな森林に迷い込んだ時に助けてくれたあの子だった。
わお、思わぬ所で接触してた。
てか最初の時普通に周り生徒だらけだったし親衛隊とかに目ェ付けられた臭いぞ……。
くっそ、なんて日だったんだ!!
とまぁ、現実に戻ると書記、いやコミュくんがマイクの前に立った時だった。
し、喋るのか!?
頑張れ…頑張れコミュくん!!
心の中で応援していると、コミュくんはマイクを退けでパソコンを広げた。
…ん?
そしてカチカチとパソコンに何かを打ち込み、後の白い膜に何か書かれた。
[俺を捕まえた人はいない]
……やっぱり、喋りはしないんだな。
てか捕まらなかったのすげえな。のそのそ歩いてたし運動苦手そうだけど。
まあでもずっとあそこにいたんじゃまず見つからないか。
だがそれで良かった!!ママは嬉しいよ!!
あれ?この場合おれのマザーである麗はコミュくんのばーちゃんになるのか?
まあいいや。
言うこと言ってコミュくんはすぐに舞台裏へと消えてしまった。
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