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次に出てきたのは金髪のお団子頭の野郎(イケメン)だ。
お団子は頭の低めの位置で緩く固定されている。
……今度は、チャラ男か。会計だな。
なんだかんだ役職を覚えている自分に感動する。ついこの間までは知らなかったのに。
おで、やでば、でぎどぅ。
「やっほー☆みんなー!さてさて♪この中に俺を捕まえた人はいるのかなぁ?」
チャラ男がそう言うと辺りから「俺だああああぁぁ!!!」とか「僕ですううううう!!」とか叫んでる奴いるけど複数いる時点でおかしいだろ。
チャラ男が誰に捕まって誰に掘られるかなんて知ったこっちゃねえから別にいいけど。
「気になる結果は~?」
そういうとチャラ男がダラララララとか1人でドラムのあれみたいなことしだした。
楽器使えよ。
てか長い。長いぞダラララ。ラ行をそんなに続けて言えるの尊敬だわ。
俺苦手なんだよね。中学の時「竹取物語」の音読テストで瑠璃色にすごい苦戦したのはいい思い出だよ。
あ、今バン!って言ったな。結果か。
「ん~~ざんねん!俺を捕まえた子は、いなかったみたいだね~☆」
双子同様全く残念そうじゃないな。
てか捕まえたとかどうやって決めてるんだ?
あれか?スタート前に渡された変なブレスレットみたいなあれか?いやすげえ近代化。
そうこうしているうちにチャラ男と眼鏡が入れ替わってたわ。
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