美形が集う学園に通っているが青春できる気がしない

会長とデート(笑)

また会長の顔が崩れた。俺会長の表情崩させる才能でもあるのかな。いらねえ

まあでも突然「とっつきやすい」なんて言われたらそうなるか。

「俺様が…とっつきやすい………そんなこと初めて言われたぞ」

「へぇそっすか」

そりゃあ普段あんなオーラ出しっぱなしじゃあな。

まあでも、小一時間車乗ってたけど会話続いてたし、いじってもガチギレする訳じゃな…ないよな？

「あ！もう昼じゃん！会長マック奢ってくださいよ」

「自分で払え」

「ですよねー」

少し歩き、マロと会長を人目のつかない道に置いてきて俺はマックを頼んだ。

そういえば何食うか聞いてないけど……まあいいや。
みんな大好きお月見さんでも頼むか。

あっマロのお昼どうしよう……

マロたちの元へ戻ると、そこにマロはおらず、会長曰く昼なので迎えが来たらしい。

「ﾏｼﾞｶﾖ最後くらいは呼んでくれても良くないすか」
「知るか」

近くにあったベンチに移動して会長の分が入った袋を渡す。

会長が袋を覗き込んでいる横で俺はむしゃむしゃチーズバーガーにかぶりつく。
ウマウマ

「おい、ナイフとフォークはないのか」
「あるわけないっふおwwwww」

数分後、信じられないっ…！て感じの顔してたくせに今はもしゃもしゃポテトをつまんで食ってやがりますよ。

お、ジュースいった。俺も会長と同じのにしとけば良かったなー。

「っ！？ごっふ！ごほ！がは！！」
「うぃ！？どうした会長！wwww」
「何だこれはっ…ごっほ、！」

なんとなく分かってたけどやっぱり炭酸は初めてなのかよwwwww
いつも紅茶とかコーヒーとかしか飲んだことなさそうだもんなwwww

「炭酸ですよwwwwコーラwww大丈夫すかw飲めます？www」

笑いながら会長に聞くと涙目で睨みつけられました。

相手が俺じゃなきゃ皆目の色変えるんだろうけど俺だしなwwwww

女の子ならキてしまうものがあったかもしれない。

「いやあwサーセンサーセンwwwwおれのファンタでよければどーぞwwww」

そう言ってファンタを受け取って飲んだ会長がまた蒸せた。

「がっはっ！？貴様ぁぁぁぁああああ！！」
「あっははははははwwwwwwwwwっ！？」

笑いながらコーラを飲んだら俺も蒸せた。