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結局自販機で午前に飲んでは行けないティーを買ってそれが会長のになった。
「俺もう炭酸で腹いっぱい……タプタプいうとる…………」
「自業自得だろ」
「ごもっとも…ウップ」
まあコーラの分は会長が金出したしいいか。
「あ。会長、公園いきません?」
「公園だと?」
すごい怪訝そうな目で見てくる……。
なんでや。男子高生が公園行っちゃ行かんのか。
「会長、猫好きですか?」
そういうと会長の目が輝き出した。
犬だけでなく猫も好きなようでw
電車で数十分揺られてある駅で降りた。
「えっとーこっちだったかな~」
1年以上前の記憶を頼りに公園へ向かう。
「お、ついたついた」
そこには、見回せば猫、猫、猫の猫猫パラダイスが広がっていた。
ここが俺にとっての猫カフェです。
ティー()もありますし。
会長の目の輝きも増してるし、とても機嫌が良さそうだ。そんな会長を連れて1年前まで俺の定位置になっていたベンチに腰を下ろす。
すると1匹の猫がよってきた。
その猫はこの公園で俺が1番親しくなった猫だ。だが俺が学園にいた1年でかなり大きくなっていたようだった。
「おぉ~!猫助!お前元気だったかー?てか、太ったなぁ~www」
猫助を膝に乗せて撫でてやると喉からクルル、クルルと音が鳴っている。
横に座っている会長を見ると羨ましそうにこちらを見ていた。
「会長もどうぞ」
猫助に向けていたニヤついている顔を会長にも向ける。
会長はこちらへよってきて、そっと優しい手つきで猫助を撫でてやる。
「ふっ…わふわ…だ……。犬とは、違うな…。」
やばいwwwこんなの会長じゃないわwwwwwもうただの猫好きの男子高校生だわwwwww
「これがホントの男子高校生の日常wwww」
「?」
会長は雑巾で織った鶴を見るような目で俺を見てきた。
いや待ってそれどう言う気持ちの顔?
だが直ぐに猫助に目を戻し、目を輝かせる。
「貴様はどうして…その…猫助?にこんなに懐かれているんだ?」
「あー、俺が中3の時捨ててあった猫助をほぼ毎日ここで世話してたんですよ。」
いやー、あの時は猫助子猫だったからな。とてもきゃわいかった。
今も可愛いがな!!!!
「そうか…猫助も大変だったんだな。」
「まあ、今じゃこうして元気ですけどねwいやーよかったよかった。」
あん時の俺、主に受験勉強で時間開けるの大変だったけど、苦労したかいがあったぜ。
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