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結局ポテチは会長にほぼ食べられてしまいましたとさ。
俺がヤケになってグレープゼリーをふってふってしていると、会長はコーヒーを買って飲んでいた。
「ちょwポテチの後にコーヒーすかww」
「あまりコクがないな…」
「そりゃいっつもあんたらが飲んでるお高いものに比べたらそうなるでしょww」
「そういう貴様は珈琲飲んだことあるのか?」
「ありませんけど」
「子供か」
「俺は童心を忘れてないんですぅ」
「貴様の場合は童身だろ」
「誰が上手いことを言えと…」
「……童心、か」
「…?会長??」
俺の目に映る会長はどこか寂しそうで、儚げな雰囲気があった。
何このシリアス
だが残念!俺はシリアスクラッシャーと呼ばれる漢だ!!
「もうやっだーん!俺というものがありながら、別の男のこと考えないでくださいよー!会長のいけずー」
そう言って会長にピタッと体をくっつけてみる。
あ、やべ。さぶいぼが。
すぐに体を離すと、会長はこちらをびっくりしたような顔で見ていた。
「な……何よ」
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