お友達との仲直り

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寮長と十数分話し込み、なんとなくスッキリとした表情でこちらへ戻ってくる会長。 一段落着いたみたいだな。 いやー、The青春って感じ!昔絶交した親友と再出し、そしてまた仲良く…あ、あの学園だとこれ恋愛フラグ………。 どこかに友情フラグは落ちてないんですかァァ!!!(絶望) 表情は変えないままそんなことを脳内で嘆く。 会長の肩に手を置き、 「お付き合い、おめでとうございます…!」 と精一杯の祝いの言葉を述べる。 すると、ゴンッと言う衝撃が脳天を突く。 「いぃっっでぇえええーー!!!」 「俺とアイツはそんな仲ではない。」 後ろに魔人でも現れているのではというほどの圧をかけながらそう言われる。 「ナニモナグラナクテモ…イタイ…イタイヨォ……」 頭のてっぺんを擦りながらわざとらしく痛がる。 ふんっ、と鼻を鳴らして他所を見る会長。 ひでぇ 「………あ、そういえば、門限は大丈夫なのか?」 「は?門限??」 「一般生徒は七時までだが…門限を過ぎるなら理由と一緒に教師に伝えなければならない。きちんと申請してきたんだろうな?もう6時半だが」 「…………………もっちろ~ん!」 「…………。」 「してないです★」 「……………」 「……ち、因みに、門限をすぎたらどうなっちゃったりこうなっちゃったり…?」 「教師によって対処が違うから一概にこうとは言えないが…お前の担任って………」 「ホスト君ですね…」 5秒ほど天を仰いだ会長は俺の肩にぽん、と手を置き、憐れむような笑顔を向けてきた。 「ちょ!?まだ門限すぎたとは決まってないっすからね!?てかその辺会長の権限でどーにかしてくださいよ!!?」 「こればっかりはどーにもならんなぁ。」 腕を組んで知らん顔する会長。 いてこますぞ!
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