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「なによ！どういうことなのよ！ちゃんと説明しなさいよ！」
「班長と副班はペアになることが多い。で、この学園でペアと言ったら？」
「…………カップルか」
パチンと指を鳴らせて答える。
実際は指と指が擦れた音しかしなかったけど。
「なら副班降りなきゃか。あ、じゃあ副班日野？それはそれで不安というか...。」
「えっ？」
「ん"？」
「なっ、な、なんで俺なんだ？」
「ﾌｪ」
ええ、まさかのw
その見え見えの好意気づかれてないのかよwwww爽やかくんww
「あらやだごめんなさぁいwwwwww」
爽やかくんならもう既に言ってんのかと思ったわ。あんな好き好きオーラ出されて気づいてないモサ男もモサ男だけど。
「……じゃあ別の係を決めるか。配分は誰やる」
「あ！それは俺がやる！」
ここでモサ男が手を上げる。
うぇ、意外だな。モサ男はお楽しみにでもなると思ってたけど。
まあ、副班から外された俺は保健係やるからどうでもいいけど。
「それじゃあ保健は「俺だ」大谷か。」
「え！待って待って！俺も保健g」
ここでピアスくんこと大谷くんから一睨み。
こあい
「ﾅﾝﾃﾞﾓﾅｲﾃﾞｽ」
じゃあ結局は副班か………お楽しみ係を麗と取り合った所でどうせ負けるし...俺。
まあ、見るからに爽やかくんはモサ男のことが好きなのは分かるから誤解されたとしても噂にすらならないだろう。
「それじゃあ副班は俺がやる。」
何を言っているのかな麗さん？
しゃあなしに副班になろうと声をかけようとしたら麗がそれよりも早く声をあげた。
「えっえ、…え？wさっき麗ペアになるとカップルでどうのこうの言ってたじゃんw」
「お前に副班が務まるとは思えないからな。」
「ええ…酷いよ麗たん……てかなに？副班そんなに仕事多いの？」
「……………………まあ」
何その間！さてはお前…俺と同じ考えなのか！？楽だから副班を選んだのか！！？自分の尊厳より楽な道を選ぶのか！？！？
「じゃあ結果的に俺は……」
お楽しみ係
…………まあ、これもアオハルだよね…！
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