ファンシーコウ・ラジオドラマオリジナル脚本集

タイムマシンにお願い

研究員「博士、いよいよですね」
博士 「ああ、これで完成だ」
研究員「ええ、世紀の発明です。さすが博士」

博士 「ふふふ。もっと褒めたたえてもいいんだぞ。なにせ、これは今まで誰もが夢見て、そして誰もがなしえなかったことなのだから」

研究員「よ、天才！　ノーベル賞間違いなし！　二十一世紀のエジソン！」
博士 「照れるではないか」
研究員「なにをおっしゃいますか。この偉業は博士でなくてだれがなしえたでしょう！」

博士 「よし、それではこのタイムマシンの最終実験を行う」

研究員「えええええええ！　タイムマシンなんですかああああ！」
博士 「えええええええ！　知らなかったのかあああああああ！」