ファンシーコウ・ラジオドラマオリジナル脚本集

タイムマシンにお願い

研究員「これほんとにタイムマシンなんですか？」
博士 「なんだと思っていたのかね」
研究員「ただのガラクタかと」
博士 「なにをいう。これはほんとうにタイムマシンだ。このボタンを押すだけで時間旅行ができるのだぞ！」

研究員「で？　どっちに行けるんで？」
博士 「どっちというと？」
研究員「過去か、未来か」
博士 「過去だ」
研究員「過去かああ」

博士 「そうだ。我々は過去にいけるのだ」
研究員「で、どれくらい戻れるんですか？　恐竜とか見れたりしますか？」

博士 「恐竜は、無理だな」
研究員「じゃあ、戦国時代にいって信長に会えますか？」
博士 「会えんな」
研究員「じゃあ、どれくらい」

博士 「ちょっとだ」