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プロローグ~天界の天女
天界は、濃い霧や雲に包まれた人間からは干渉されぬ高い位置に存在する。
天界でお仕事をこなす天女セラは、黒いさらさらロングヘアーに白い衣を見に纏い今日は、珍しく閻魔大王様に呼ばれていた。
「セラよ。下界へ行って人間のふりをしながら仕事をこなしてこい!」
閻魔大王は、そう一言セラに告げる。
セラには、拒否権などない
「御意!」
っと、言うとセラは閻魔大王の部屋から退出した。
現在、天界にある、地獄は悪いことや自殺などをしてこの世をさった人間の魂達であふれかえっていた。逆に言えば天国行きの人間などいないに等しいくらいだ。その溢れてパンパンになった地獄の状況を回避すり為に私は、今日閻魔大王様にお呼ばれしたらしい。閻魔大王様も、お上の神々方からじきじきに告げられ断れなかったらしい。
神々は、言ったらしい
「もうぶっちゃけ地上を天国にしちゃお」
っと。
閻魔大王様は、
『するなら地獄では?』
っと、思ったが神々はいやいやそれは、ダメだからお前誰か地上に行かせてそいつに頑張らせて地上も人間達も天国文明にしちゃってくれ。などと、むちゃくちゃ言ったらしい。
そのむちゃくちゃを叶えるのに、いち役かったのが私だ。
私は、天界でも疎まれるくらいの良い産まれでようするに現天界皇帝の娘にあたる。ようするに、天界の上を目指す者からすれば邪魔もの。
「地上のがお気楽かもね~」
などと、呟きながら自分の部屋に戻るとセラはさっさと支度をし始めた。荷物と言っても天界から持って行けるものなど知れている。リュック一つに荷物を納めた私は、下界へとおりる為に造られた建物へとさっさと向かった。
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