「なぁ・・・俺たち付き合わない?」【姫乃side】

7/34
前へ
/565ページ
次へ
すごい・・・きれいな人だなっと 見惚れていると 私を支えたせいで 彼の肩からカバンがズレ落ち カバンの中身が散らばった 「ごめんなさい。私のせいで」 「全然平気!気にしないで」 私が年下だと瞬時に悟ったのか はたまた彼の性格なのかわからないが いきなりタメ口で返してくる彼の笑顔は なんだか少し悲しげに見えた 一緒に荷物を拾い集め終わると 視線を感じた 「泣いてるの?」 銀髪の男性が 私の頬を伝う涙を確かめるように 綺麗な指を私の頬にちかづけた直後
/565ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加