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すごい・・・きれいな人だなっと
見惚れていると
私を支えたせいで
彼の肩からカバンがズレ落ち
カバンの中身が散らばった
「ごめんなさい。私のせいで」
「全然平気!気にしないで」
私が年下だと瞬時に悟ったのか
はたまた彼の性格なのかわからないが
いきなりタメ口で返してくる彼の笑顔は
なんだか少し悲しげに見えた
一緒に荷物を拾い集め終わると
視線を感じた
「泣いてるの?」
銀髪の男性が
私の頬を伝う涙を確かめるように
綺麗な指を私の頬にちかづけた直後
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