「なぁ・・・俺たち付き合わない?」【姫乃side】

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「いらないって・・・どうしよう」 駅員さんに預けようか考えていると 次にきた電車が発車を告げる音楽が流れていた 新に会いたいと願う私は 咄嗟に全ての思考を止めて 電車に乗るために走った なんとか間に合い 息を整えながら さっき会った彼のこと考える どっかで聞いたことがあるような 声だったな・・・ 感情がざわざわして ひとまずネックレスはポケットにしまい 数分間の幻のような出会が 不思議な出来事に思え 【狐につままれる】とは こういうことを言うのかな なんて考えていた
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