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どんな商品にも寿命がある。
始めはヒットした商品であっても、次々と新商品が市場に投入され、やがて消えていく。
縦軸を需要(販売数)、横軸を経過時間にしたグラフを作成すると、右肩下がりになるが、なかなか0にはならない。
またほとんど売れないニッチ商品の総計が、ヒット商品を上回るという推計が出て話題になった。
これが巨大通販サイトとして成功したAmazonの企業理念でもあった。
ホームセンターのジョイフル本田もロングテールの考え方を実践している。
大きな倉庫にほとんど売れない商品をたくさん揃えて、ニーズがあったときにすぐ蔵出しできる体制を作っておくのである。
書籍の場合はデジタル化してアーカイブされた本を、ニーズがあったときに1品制作して販売すれば、ニッチな需要に対応できるし広い書棚や図書館の蔵書庫はいらななくなる。
そして、このロングテールのニッチ商品が、いつまでも消えてなくならないことによって別の効果が表れている。
昔流行った商品が、ヒット商品として生まれ変わって消費者に見いだされるようになったのである。
リバイバルが増えたことも、この効果によると言われている。
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