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はいどーも日向 日向なんてふざけきった名前の俺ですどーもー。
俺の意志なんてシカトであっという間に目の前には東雲学園の門。
親父乱入事件は昨日のことなんだけど、とーおいー昔の出来事のよーだーゴミのよーだーぁぁ。
ああヤバい未だに信じられず思考回路がショート寸前……。
「はぁぁ……。」
ホントに今日からここの生徒になんの?転校って試験とか受けるもんじゃねぇの?やっぱり手違いでしたとかなって家に帰りてぇ。
ここにずっと突っ立ってる訳にもいかないので門の横にあるインターフォンを押す。
「日向日向でぇーっす。」
さぁこい。誰ですか?とか合い言葉は?とか朝飯は何食べましたか?とかなんでもいいから帰らせろ。
「転入生の日向様ですね、どうぞお入り下さい。」
あぁ。キィィィ……っと音を立てて開く門が俺を迎え入れている。
「生徒が迎えに上がりますのでもうしばらくお待ち下さい。」
チッ。迎えまであんのか。
もう諦めるしかねぇな。ふん、そーと決まればこっちにだって考えがある。どうやら親父はそこまで知らなかったようだが……。
「お前が日向日向か?」
気がつけば目の前にイケメンがいましたとさ。
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