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そうしてやったら少しは落ち着いてきたのか、嗚咽を漏らしつつボロボロ涙を流しながらも口を開いた。
「っ、おで……心配、しだんっずよ……。いなぐなったんじゃ、ないがっで……。」
「……悪かったな、心配かけて。」
「げいだいどかっ、つながん、ないじ……。ひっく……も、会えないじゃ、っで……。」
うーん……。いくら可愛い年下とはいえ、ちょっとめんどくさくなってきた。
撫でていた手をやめて、哉斗の頭に思いっきりチョップをかましてやる。
「ぎゃっ!?」
「男がいつまでもめそめそ泣いてんじゃねーよ!」
別にムカついた訳ではないけど、ドスを利かせた声で言ってやったら、濡れた瞳を目いっぱい開き俺を見た。
しばらく見つめてたら哉斗はハッと我に返り、外だというのに勢いよく地面にうつ伏せになった。
「す、ずみばぜんでじたァァァァ!!」
ん?なんかデジャヴ……。
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ようやっと俺の今の状況を説明して、新しくした携帯の番号を交換しあった。
俺はポッケから取り出した煙草を咥え、火をつけて深く吸い込んだ。
戻ったらあんま吸えねーからなぁ……。
「それで、総長はどこの学校行ったんすか?」
すでに泣きやんだ哉斗はお茶の入ったペットボトルを飲んで聞いてきた。
何故かこいつは夜出歩いたり喧嘩はするけど、髪は染めてないし、煙草もやらない。
酒は勧められたら飲んでるけど自分から飲まない。そーいや、女の話しもあまり聞いたことねーな。
「東雲学園っつーとこ。」
「えっ!?」
「どこそれ?」
質問に答えたら哉斗は驚いていて、涼は首を傾げていた。
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