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「んーー、れきぃ~。」
「おいやめろ!お前酒弱すぎだろ!?」
俺は三杯目に突入したあたりで完全に酔いが回ってしまったみたいだ。
体がふわふわして、頭がぼーっとして気分がいー。
普段はこんなんじゃちっとも酔わねーんだけどな……久しぶりなのに飲むペース間違えたかも知れねぇ。それに……。
「よわくねーよぉ。外でも飲んできたからー?」
「んっ、キスすんじゃねーこのバカっ!」
俺は隣にいた男の首に腕を回して抱きつき、玲輝は俺の肩を押して離そうとしていた。
お互い力が互角なのか、さっきからこの状況が続いている。
「れき、キスしたいキスぅ~。」
「チッ、キス魔かよっ。」
隙を見つけては鼻に、唇に、額にキスをしていたら観念したのか、肩に置いてある手の力がなくなった。
俺は、餌を目の前に長時間待てをされた犬のようにその唇を貪った。
普段の俺なら、まずは軽く唇を合わせてから徐々に深くしていって、大好きなキスを堪能するんだが、唇が触れ合うとすぐさま舌を口内に突っ込んでまさぐった。
「……っは、お前、がっつきすぎ。」
お互い僅かに息が上がるほどキスを続けて、最後に唇に吸い付きながら離れた。
いつの間にか俺が玲輝をソファーの上で押し倒す格好になっていた。
「もーいいだろ。さっさと帰って寝ろ。」
そう言いながら伸ばしてきた手を掴みソファーに縫い止める。もう片方の手も同じようにしてやった。
「やだ。」
「ああ?てめぇ何して……、っ!」
腰を揺らしてお互いの膨らみを擦り付ける。ジーンズのズボンが邪魔でもどかしい……。
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