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つか、慣れてるって言われても口ではそんなにしたことねーし。
されることは腐るほどあったからその見様見真似って感じだ。
まぁどーやら、先端から先走りが出てるとこを見ると悪くはなさそーだ。
少し口に含みながら舌を動かしたり奥までくわえたりしていたら、頭を押されて離された。
「ん……?」
不思議に思って顔を上げる。
玲輝はソファーから降りて立ち上がり、再び俺の頭を引き寄せた。
「吸って。」
何するのかと思えば、体制変えただけか?
特に気にすることなく言われた通りに再び口に含んで、凹むくらい頬に力を入れた。
「んっ!?ふ、ん、んんっ!」
「は、……噛むんじゃねーぞ。」
途端、玲輝が腰を振り出した。
先程とは違い自分の意志ではなく、俺の口の中を好き勝ってに出入りする。
頭を抑えつけられているせいで逃げようにも逃げられない。
これ……犯されてるみてーで嫌だ!
それでも、同じモノを持つ男として歯を立てることも出来ず、口の力を抜いたところで無駄に長引くだけだと思って必死になって吸い付いた。
「っ……なかなかいいぜ?」
「……ん、くっ……ふ、……!」
こっちは苦しいんじゃボケェ!
睨みつけるように見上げれば、玲輝は気持ちよさそうに眉を寄せていた。
俺は思いっきりしかめてるけどな!
でも一応手加減してくれてるみたいで、喉の奥まで突かれることがないのがせめてもの救いか。
「んっ……んんっ!?」
いつ終わるのかと責め苦に耐えていたとき、突然口の中に温かくて苦味のある、ドロッとしたものを感じた。
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