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陽が空の地下へ落ちた
薄墨が頭の上を流れ 黒が広がる
今日も冷たい夜だ 温度を感じないはずの胸が凍えてしまいそう
また今日も一人だな
分かっていたはずなのに ずっと前から
それとも魔女狩りが来るだろうか
暗くなるたびに魔女の夜を脅かすヒトたち 魔女を憎むヒトたち
私は何もしてないのにな ただ気味悪いからとそれだけで
もう今日は眠ってしまいたい
笑ったまま石の床に 仰向けになろうとしたら
なにか、おかしい
日は落ちて月も出ない星も見えない
なのにどうしてこんなに
どうしてこんなに今宵は明るい?
・・・そして
HAPPY HALLOWEEN!
始まりの鐘 響き渡る
誰かが魔女の手を取った
暗闇が 明ける
夜が 開ける
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