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今どこにいますか。
小さい小さいあなたと会ったのは、私が6歳の春でした。
母に抱かれて鳴くあなたは、とても脆くて、でも可愛いくて。
小さい私はあなたに興味津々でした。
乳離れをさせようと、私の両親は私が使っていた哺乳瓶に牛乳を入れて私はそれをあなたに飲ませていたけれど、後に犬に牛乳を飲ませたらいけないと知りました。
大雑把な時代でしたね。
でも、美味しそうに哺乳瓶から牛乳を飲むあなたの顔はきっとずっと忘れません。
あなたが大きくなって、私も大きくなって。
海に行きましたね。あなたはとてもはしゃいで、走り回っていました。
夏は一緒に走り回って、冬の夜は寒くて、家の中で一緒に眠って。
たくさんの事を共有しました。何度あなたは私の涙を舐めて救ってくれた事か。
大好きでした。
今でも大好きです。
今どこにいますか。
きっと私が息をしなくなった時。
会える時はその時だろうけれど。
そしたらまた一緒に散歩しようね。
あなたと歩いたあの道は、今も変わらずあの時のままです。
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