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家
又八の家に着いた。母親からなんだろうか?布1枚でいかにも胸が見えてしまいそうな服の老婆のような人が来た。
「又八…。どこに行ってたんだ?3日も帰って来ねえで」
老婆は泣きそうだ。だが、なぜ泣いてるのか俺には不明だった。俺は又八じゃないからだ。
「又八…夫さんも亡くして、お前もって思ってたんだよ…」
俺は何も言えなかった。と言うより睡魔が凄まじく眠りについてしまった。
────そして、翌朝
「あんちゃん。あんちゃん」
俺はその声に目を覚ました。んんっ?俺は目覚ましを取ろうとしたがない。
「美奈子、目覚ましないんだけど」
そう言うと、また声がする。聞いた事のない子供の声だ。
「あんちゃん。美奈子って何?目覚ましっての何?」
俺はふと考えた。───えっ?
そして俺は飛び起きた。
「えっ、えっ、ぇぇぇえ」
すると子供達もびっくりしながら俺を見ながら話してきたのだ。
「あんちゃん、どうしたの?」
俺は状況を受け止められずに居た。そしてしばらく経って昨日の事を思いだした。
「夢じゃなかったのかぁ」
俺は絶句した。子供達は不思議そうにこちらを見ているのである。
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