人類の敵

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「完成だ!」  博士は興奮していた。長年の研究がついに実ったのだ。 「これで、世界は救われる。私の発明で、地球を救うことができる」  世界を襲った食糧難で、人類は滅亡の危機に瀕していた。  食べる物がない。人々は、木の皮を食べ、泥をすする。  それほどまでに、誰もかれもが飢えていた。 「食糧危機こそが、人類の敵だ」  そう悟った博士は、この敵を倒すために、研究に没頭した。
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