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圭佑の葬式
心臓の鼓動が止まらず
ワイパックスを続けて2錠
舌下で溶かして感情を無にして
参列した帰り
沙知は気分が悪くなり
葬儀に一緒に参加した、取引先の社長宅で気を失ってしまう…
気がついた時
すでに日は落ちていた。
「大丈夫、帰れるの?送って行く?」と心配そうな女社長の顔
沙知の頭は、まだ夢か現かという状況だったがこれ以上迷惑は掛けられない。
「大丈夫です。ご心配をお掛けしてすみませんでした。」と挨拶して
少々ふらつきながら
何とかタクシーを拾って自宅に戻った。
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