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気づいてなかったんだ
そんなこと言われて
僕の袖を引っ張って 見上げるあなたは 今日は眼鏡してなかったんだ
昭和の
路地を歩く 絶対曲がり角の向こう側
初めては 君との思い出の時路
二人とだけ
気になんかしないよ 誰が見ていたって
いいじゃない
関係ないさ 僕らが本当
捧げるよ あなたに
死んでもいいんだ
あなたは目が俯いて 手を強く握って
僕が握り返したんだよね
あなたに寂しい思いをさせたくない
そんな時代じゃない
って 広告のコピーライター
チッ
煙草の煙り 細くあがった
あなたに捧げるよ
僕だけでいいですか
僕のすべてを
押しつけてごめん
はじめて僕が幸せだと感じた
時間は永遠だと感じた
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