勘違いから始まる出会い

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愚痴も話し終えたので、店を出る事に。 「俺が出します」 「いや、いい。殆ど飲んだの俺だし、愚痴聞いてくれたお礼に奢るよ」 「ありがとうございます」 会計を済ませて店を出ると、階段でよろけてしまった。 咄嗟に梶くんが身体を支えてくれた。 「大丈夫ですか!?」 「ごめん、ふらついた…ああ、気持ち悪い…」 目の前がクラクラしてきて、俺は階段に座り込んだ。 「大丈夫ですか?」 「ああ、しばらく休んだらいけそう…」 「ここで座ってると店に来たお客さんに迷惑掛かりますよ」 「そうだな…」 「そうだ…御影さん、ちょっと休憩していきませんか?」 「えっ…」
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