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ヘッドマッサージを普通のマッサージと見間違えて美容院に入ってしまうとは…
「あの!」
急いで店から出ようとすると、背後から声を掛けられ、振り向くと若い男性が。
「何か…」
「よろしければ、ヘッドマッサージをされてみませんか?せっかく入店していただいたので」
その言葉になぜか店内の女性客がざわつき出した。
「嘘!カリスマのヘッドマッサージをしてもらえるなんて!」
「私なんてまだしてもらった事無いのに…」
その発言を背に、俺は美容師の彼に連れられ椅子に座ると、椅子を倒された。
「シャンプーをさせていただきますね」
「はい」
髪を濡らすと頭を掴まれ、優しく頭を洗われる。
うおっ!
何という柔らかな手つき…
俺が普段通ってる散髪屋とはえらい違いだ…
「マッサージしていきますね」
頭皮をグリグリと優しく揉み解される。
気持ちいい…
ああ、ダメ…
気持ち良すぎて意識が…
「すー、すー…」
「はい、終わりました……あれ、寝ちゃってる…」
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