1. 好きだった

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直樹「梓に会いたかったんだ。5年間、ずっと…。」 その瞬間、梓の頬が赤くなったような気がした。 そんな顔を見てしまったら、今まで閉じ込めていた気持ちが溢れてきて…、 直樹「俺、梓のことが好きだった。子供の頃からずっと。」 梓「…そっ、そっか。」 梓は下を向いて小さくそう言った。 一世一代の告白をしたつもりなのに、梓の表情が見えず、俺はどうしたらいいのかわからない。 直樹「…もしかして嫌だった?」 なっ、泣いてたりしないよな…!? その時、梓がパッと顔を上げた。
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