プロローグ

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ーー大学入学式。 高橋直樹(たかはしなおき)は、5年もの間、会いたくて会いたくて仕方なかった人をキャンパス内で見つけた。 直樹「…奇跡だ。」 絶対に見つけてやるとは思っていたけど、まさかこんなに早く会えるなんて…! 叫び出したい程の興奮をなんとか抑え、俺は愛しい人に向かって足を進めた。 直樹「あっ…、梓!!」 俺の呼びかけに梓は振り返り、とても驚いた顔を浮かべた。 きっと俺が誰だか一目で気づいてくれたんだろう。 嬉しくてニヤけてしまう。 直樹「梓…、久しぶり。」 …感動の再会とはまさにこの事。 梓がすごくキラキラして見える。 それなのに、梓はまさかの言葉を俺に叫んだ。
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