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ただでさえ初の中編クラスになってしまった初連載の『籠の鳥…』。
不定期で、しかも後半はだいぶ経って書き終わってから見直しながらの投稿。
やめておけば良かったと頭を抱えた時期もあったけれど、まあ続けて季節連載物の一つが区切りついたし…
「ん…?…一つ!?」
私は気付き、急いである部屋に駆け込んだ。
部屋に入るなり夏臣(仮)が出迎える。
「…すず、秋子(仮)がまだかと言っているよ…」
「ごめん!『季節の短編集』がまだだった!!秋はもうちょっと…あとちょっとだからっ…」
季節物の連載は、これも残っていたんだった…
私は苦笑いのままペコペコと頭を下げた。
秋子(仮)はテーブルに頬杖を付きながら頬を膨らませて私を見つめる。
「季節が巡らないと、夏臣様(仮)と物語でまた会えなくなってしまうわ…」
さらにはそう言いながらさめざめと泣き出した小春(仮)。
「な、泣かないでよ〜…書くから、書くから〜!」
私は小春(仮)をなだめながらオロついた。
すると突然、私の隣には残りのひとりが。
「私の出番はまだか?」
春、夏、秋…そう、季節は四つ…
「あ、あなたはまだダメ〜!!分かってます、分かってますから!みんなぁ〜…」
残りのひとりに再び平謝りをすると、私はさっさと逃げるように部屋を出た。
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