すずの連載物語!

2/3
前へ
/3ページ
次へ
 ただでさえ初の中編クラスになってしまった初連載の『籠の鳥…』。  不定期で、しかも後半はだいぶ経って書き終わってから見直しながらの投稿。  やめておけば良かったと頭を抱えた時期もあったけれど、まあ続けて季節連載物の一つが区切りついたし… 「ん…?…一つ!?」  私は気付き、急いである部屋に駆け込んだ。  部屋に入るなり夏臣(仮)が出迎える。 「…すず、秋子(仮)がまだかと言っているよ…」 「ごめん!『季節の短編集』がまだだった!!秋はもうちょっと…あとちょっとだからっ…」  季節物の連載は、これも残っていたんだった…  私は苦笑いのままペコペコと頭を下げた。  秋子(仮)はテーブルに頬杖を付きながら頬を膨らませて私を見つめる。 「季節が巡らないと、夏臣様(仮)と物語でまた会えなくなってしまうわ…」  さらにはそう言いながらさめざめと泣き出した小春(仮)。 「な、泣かないでよ〜…書くから、書くから〜!」  私は小春(仮)をなだめながらオロついた。  すると突然、私の隣には残りのひとりが。 「私の出番はまだか?」  春、夏、秋…そう、季節は四つ… 「あ、あなたはまだダメ〜!!分かってます、分かってますから!みんなぁ〜…」  残りのひとりに再び平謝りをすると、私はさっさと逃げるように部屋を出た。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加