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セスは痛みの原因が全く分からず首をかしげていたのだった。
「あっ、、、アルはもういないんだ」
ベッドの横を見てもアルはいない。
眠った形跡はあるからきっと隣で眠っていたんだろう。
「起こしてくれればいいのに、、、」
セスはブー垂れた顔をして身支度を始めだす。
今日は見慣れない藍色のドレスを見つけてそれを着る事にした。もちろん着替えも壁から出てくるお手伝いアームで事足りる。
「わぁ、、可愛い」
藍色のドレスを身にまといクルクルと回ってしまうほどセスはこのドレスを気に入った様だ。
「マリー!マリー!来て!」
部屋に付いているボタンを押してそう話しかけるとすぐに扉からノックの音が聞こえた。
「おはようございます。セス様」
扉の先に立っていたのはとんでもない爆乳、、いやいや失敬、、豊満なボディをもつ小柄な女性だった。
「マリー!このドレス可愛いわ!」
「そうですか。よかったですね。では私は暇じゃないんでこれにて失礼します。」
「ちょっとー!!話聞いてよぉ!!」
「うるさいわね!!今、料理長と良い感じだったのに邪魔するんじゃないわよ!!」
「え?またぁ??次は料理長??でも、、歳の差凄くない?60過ぎてなかった??」
「はぁ?男はねち○こが全てじゃないのよ?
テクニックもたまには味わいたいじゃない?」
そう、、。何を隠そうマリーは百戦錬磨のスーパービッチなのだ。
「そ、、そうなんだ、、、」
「で??セスは?昨日も勿論ぶっ込んでもらったんでしょ??」
「ぶっ!!?、、し、、してないわよ!」
「え?あのアルが??」
「寝ちゃったからなんにも、、な、、い、、」
「はぁ??セスってばマグロ??」
「マグロ!?、、、ではないと、、お、、」
マリーにそう聞かれ急に夜の大運動会を思い出したセスは真っ赤になった。
「ははーん。アルってば相当仕込んでんのね、、、」
「ちょ!!マリー!!朝からやめて!」
マリーはハイハイとめんどくさそうに答えると急に歩き出しベッドメイキングを始めた。
「仕方ないから仕事してる間だけなら話聞いてあげるわよ?」
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