第二夜

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どんな内容だったかって?? 本当は割愛したかったけどちょっとだけですよ? 「セス!もっと上目遣いで!」 「は、、、はひ!!」 「もっと音を立てていやらしく!」 「は、、はひ!!」 マリーは何かに取り憑かれたようにヤバナ(バナナみたいな果物)を咥えるセスを見下ろす。 その顔つきは完全に狂って、、、いや、、 指導に真剣な顔つきだ。 「ほら、、何て聞きたかったの?言ってごらんなさい?」 「、、、あっ、、、私の事、、す、、き?」 練習で疲れ果てた口元はもう感覚が無くて自然とセスの口から唾液が垂れてしまう。 ベッドに座ったマリーの膝下でデロデロになったヤバナを咥えながら涙目の上目遣いで頬を赤らめてそう聞いてくるセスはただただエロ、、いや、、セクシーだ。 「ふふ、、、よく出来ました」 マリーはセスを見下ろしながら零れた唾液を親指で拭く。そしてそのまま親指をペロリと舐めた。 セスは思った。 マリー、、、エロすぎる、、。 セスは相変わらずマリーの気持ちには気付いていなかった。 ーーーーーー そして、、? 「セス、部屋に戻るか」 アルと一緒に夕食を終えて部屋に向かっていたセスはひたすらテンパっていた。 えっと、、、〇〇から攻めて次は〇〇をなぞる様にして〇〇も刺激しながら、、、 頭の中はただ男性器の攻め方しか考えてなかったセス。 「セス?」 「は、、はひ!!」 「どうした?」 「いや、、えっと、、〇〇が、、〇〇で、、えっと、、、あれ?、、」 部屋の前でアルに声をかけられたセスは勢い余ってただの下ネタワードを口に出してしまった。 「〇〇?、、なに?、、早くやりたいの?」 ニヤニヤしながらそう言ったアルは勢いよくセスの手を引いて部屋の扉を開けた。 「ち、、ちが、、んっ、、んん、、」 扉が閉まる前にセスの唇はアルによって閉じられる。 「とりあえず食べたばっかりだし時間かけてゆっくりやるわ!」 「ち、、ちがう!あ、、る、、ん、、やぁ、、、だ、、ダメぇぇぇぇ」 ーーーーーー セスは思っていた。 鳥の鳴き声、爽やかな日差し、暖かいそよ風。 「いや!!もう朝やないかぁぁぁい!!」 部屋中に響き渡るセスの1人ツッコミ。 いや!いや!いや! 昨日もただされるがままだった。 アルは相変わらず余裕で、、、。 好きとか言ってくれなくて、、。 セスがベッドの横を見てもアルの姿はもう無い。 セスは急に胸がキュッと苦しくなった。 これじゃただのセフレじゃん、、。 結婚する意味あったの? 何で結婚したの? セスはベッドの上でうずくまった。 目頭が熱くなったけどきっと気のせいだ。
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