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段々とアルの歩くちん○野郎の過去のエピソードを思い出してイライラしてくる。
イライラしながら身体を洗いイライラしながら頭を洗いイライラしながらザブンとお湯に飛び込んだ。
アルなんて、、
いつもおっぱいのでかい女に群がられて、チヤホヤされて、おっぱいには優しいのに、、
おっぱいには、、、
脳内をおっぱいに占領されたセスは目線を下にすると自分のおっぱいを見てため息をついた。
「はぁー巨乳では無いんだよなぁ、、、形は自信あるのになぁ、、」
何度も言うがセスはお姫様である。
ショボンとしながらお風呂から上がると自動でタオルが横から出てきて優しくセスの身体を拭いてくれる。それと同時に暖かい風が吹き、濡れた身体は直ぐに乾いた。唯一乾いていない髪の毛をタオルドライしながら服を着る。
髪にオイルを塗って髪をとかすと鏡の前にあるスイッチを押す。すると壁から筒状の機械が出てきて髪の毛を温風で乾かしてくれる。
「あーさっぱりした」
胸元が少し開き、いつもよりかなり裾の丈が短いネグリジェに身を包んだセスは何の疑問も持たずにバスルームの扉を開けた。
「あっ、おかえりー」
「、ただいまぁ、、は?、、」
扉の先には椅子に座って本を読むアルの姿。
「な、、な、、なんで、、?」
「一回風呂入りたいからかくれんぼは一旦やめただけだけど?」
「ふ、、ろ?」
「汗かいたし、一応エチケットだろ?」
「なん、、の?」
「初夜?」
「しょっ!!!」
「ふっ、、顔やべーな」
「、、、、、」
「セス?」
その時のセスの脳内ではこんな事が行われていた。
ちょっと待って!初夜?え?ヤバい、、、
私、、アルとしちゃうの??
ど、、どうしよう、、、緊張して、、、
いや、、ちがっ、。よし!逃げよう、、!そうよ!バスルームの窓から飛び降りれば、、下は確か噴水だから死にはしないはず!!
よし!後ろにゆっくり下がって扉を閉めて鍵を閉めて!!
よし!いくわよ!!!
「セス?」
アルがもう一度私を呼んだタイミングで勢いよく後ろに下がってバスルームの扉をしめて勢いよく鍵を閉めた。
「ふー、、これで逃げられる「わけないだろ?」
後ろから聞こえた声に恐る恐る振り向くと普通にアルが立っている。
「ぎゃぁぁぁ!!歩くちん○野郎!!!」
「酷い言われようだな」
ニヤリと笑うアルの顔には覚えがある。
それは怒っている時の顔だ。
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