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子供は皆寝静まる夜更けにナザリア王国のお城では今まさに決死の戦いが行われていた。
「ちょっちょっと!!変なとこ触らないで!」
「はぁ?もう俺達結婚したんですけど?」
「勝手な事言わないで!!いきなり魔王倒してくるわぁ、、、とか言って2年近くも居なくなって、帰ってきたら褒美は私がいいって何言ってんの??」
ベッドに押し倒されそうになるのを必死の力で抵抗してるのはこの物語のヒロイン、セレスティア。通称セス。彼女はこの国の国王の娘でありお姫様なのです。
「とりあえず疲れたから一回突っ込みたいんだけど?」
セスの抵抗を片手で軽々と押さえつけているのはこの物語のヒーロー、アルテミス。通称アル。彼はこの国の騎士団長の一人息子でありセスとは幼馴染なのです。
「なななな、、、突っ込むって何を??」
真っ赤な顔でダラダラと汗を流しながら慌てるセスをアルはニヤニヤしながら見つめ自分の下半身を指で指した。
「何って、、ち「ギャァぁぁぁぁ!!!」
「何だようるさいなぁ。」
「ダメ!!色々!!コンプライアンスとかあるから!!」
「はぁ?」
セスは色々とこの物語に協力的なようだ。
「本当、、待って!頭ついていかないから!
だって、私本当なら魔王の嫁に行くはずで、、、」
「だからぁ魔王倒したから俺がセスを貰って今から色々やるんだろ?」
「い、、、色々?」
「そ!色々!溜まってるからなぁ、、3日は部屋から出さないから」
「ちょっと、、、待って、、、一回、、落ち着こう??、、、ちょっと、、、まってぇぇ」
いつの間にかベッドに押し倒されたセスは不敵な笑みを浮かべるアルに馬乗りにされていた。
アルは自分の唇の前で人差し指を立てて何かを小さく呟いた。
「ア、、、アル、、、まさか、、、?」
「あれ?セスも拘束の魔法知ってた?」
「こういう時魔法使っちゃダメって聞いてましたけどぉぉぉ!!」
「首から上は動くだろ?さぁて。一緒に気持ちちいい事しような?」
「こんなエロ展開なんて聞いてなぁぁぁい!!」
やっと冒頭に戻るのです。
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