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20分程で東区の中等部の敷地に入る。
左手には森が広がっており、前方遠くに建物の灯りがチラチラと見える。
そこで楡は車を止め、後部座席を振り返る。
「そこの森の木にくくりつけられるか、1週間飛行訓練禁止か、今から俺に尻をぶたれるか、どれがいい?」
「ひっいっ」と2人は顔を引きつらせる。
「選ばなきゃ、全部だぞ」
「お、お尻ぶってください…」
「よし。春名は?」
「お尻ぶってくださいっ」
「よしわかった。覚悟しておけ。」
楡は車を発進させて東2館の2筋手前に車を停めた。
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