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手が止まったかと思うと「ったくほんとに…こいつら、俺の晩酌を邪魔しやがって」とまた物差しを叩きつけられる。
バチンッバチンッバチンッ
「ああんっごめんなさい!」
バチンッバチンッバチンッ
「んぎゃあっ許してください!」
バチンッバチンッバチンッ
「ぎゃああ!」
バチンッバチンッバチンッ
「ごめんなさい!」
夏原と春名はこの日、通常の飛行訓練のあとと補講のあと、そして今とお仕置きを受けるのは3回目である。
お尻は紫色に染まり、皮がめくれところどころに血が滲みはじめる。
2人は叫びながら涙を流し、身体を捩ったり膝を曲げたり伸ばしたりして痛みに耐える。
日頃はいくつもの班のたくさんの子どもたちがこの部屋で同時にそれぞれお仕置きを受けているが、今は広い部屋に夏原と春名だけがお仕置きを受ける。
窓の外は真っ暗で廊下は薄暗い。
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