中等部

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中等部

パァンッ パァンッ パァンッ パァンッ 4人の少年の並んだ尻が順にぶたれていく。 「ごめんなさいっ!」 「許してくださいっ!」 少年たちは皆前屈みになり、壁を手で押して尻を突き出している。 ここはIY航空基地、東2館1003室。 この部屋で少年たち尻に叩きつけられる衝撃に耐えていた。 パァンッ パァンッ パァンッ パァン 「うっ」 「おい春名ぁ!姿勢を戻せ!」 「うぅ…ごめ、なざいっ」 春名と呼ばれた少年は壁から手をすべらせて床に倒れ込んでしまった。 「春名ぁ!立て!」 へたりこんでいる春名の尻がバチンと打たれる。 「痛ぁいっ!」 春名は顔を歪ませて叫ぶ。 「立てないのか、お前。」 春名の足首が掴まれ引きずられ、壁から手すりのように出ているバーに足を掛けられた。 そしてロープで足首をバーにくくりつけられる。 「やっやだ!ごめんなさい!」 仰向けで床から浮いている尻を掴まれて位置を直される。 頭が壁に当たって痛い。 「たっ隊長っごめんなさいっ許してくださいっ」 春名の隣で罰を受けていた能登はぎゅっと瞑っていた目を開いてプルプル震える腕の間から仰向けの春名を睨み付けた。 パァンッ パァンッ パァンッ 再開された打撃に能登はまた目を固く閉じた。 パァンッ 仰向けで足を持ち上げれた春名の尻にも木の板が叩きつけられる。 「ぎゃあっ!」
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