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みなさんおはようございます。宇賀神みなと17歳…だったのですが。前頁のとおり、自身がショタ化していました。
以前、新学期前日に身体が縮んだ際は原因不明だったのですが…。今回は、一つ心当たりがあります。
ベッドに残った、かすかな桜の香り。そこから導き出される結論は…。
「ユンホォア!てめえかあ!」
おれが階段を駆け下りて居間に入ると、彼女がのうのうと飲茶をしばいていました。
「あら、みなとさん。おはようございます。てめえとは、ご挨拶ですわね。というか、花も恥じらう乙女の前でパンツ一丁とはいかがなことですの?」
「3000年生きてる桜の精相手に、いかがもクソもあるかぁ!ってかお前が身体だけ縮ませるから、パジャマがずり落ちたんだろうが」
「あら、そうでしたわね。これは、ワタクシとしたことが。それでは失礼して、どろ〜ん」
彼女が手を振りかざすと、おれの身体に合った服が着せられた。
彼女の名前は桜花(ユンホォア)。先日中華街で買った、古い壺に宿っていた精霊。声優は能○麻美子だ。本体はいま玄関先で、胡蝶蘭を飾っている。
よく分からん中国魔法で、自身が変身したり他人を変身させたり色々なことが出来るらしいが…。人の心を動かす魔法は不可、どんな願い事でも叶うのは日没まで…。様々な制限つきの、欠陥魔法だ。
この場合、姿が変わっているのが日没までと分かったので逆に有り難いのだが。
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