へ〜んしん（笑）

　俺はテキトーに知ってる呪文を唱えた。

　すると・・・

　な　な　なんと、足元から水蒸気が立ち上り体がムズムズしたかと思うと急に激しく震え始め、だんだん熱くなり、燃えそうに熱くなった瞬間！

　俺は全身に力が漲(みなぎ)り、爽快な気分が湧き上がる。

　まさか？！

　急いで洗面所の鏡の前に走ると・・・

　やったー！

　俺は変身していた。

　ふふふっ。

　これなら堂々とBlancちゃんとデートできるぜ。

　俺はBlancちゃんに返信した。
「いいッスね。登山。いっしょに行きましょう！」