ここあきすた！

コラム3（主要キャラ修了証）

学籍氏名：石山博樹
所属キャンパス：白泉
学年：2年
好きなもの：仲間、美人、勝負事
嫌いなもの：勉強、陰湿な敵

スタミナ：★★★★★★★★★☆
攻撃力：★★★★★★☆☆☆☆
防御力：★★★☆☆☆☆☆☆☆
速度：★★★★★★☆☆☆☆
補助力：★★☆☆☆☆☆☆☆☆

　特にブランドを持たない白泉のおバカだが、運動全般が神がかっており、野球や舞踊で名が知られていることから、｢白泉の代｣で多くの推薦を集め玉席会長に強制赴任することになった。玉席メンバーは黑稜白泉で隔年代わる代わる会長を選出し会長が残りメンバーをスカウトする決まりになっており、仲の悪さから当然その会長は所属するキャンパス内からメンバーを選ぶ文化であったのだが、それをガン無視して黑稜3名白泉2名の黒白混淆の政権を作り出し｢稜泉に革命を起こす｣と宣言している。

　そういったわけで、少なくとも白泉のバカ達から一目置かれる存在感があり、全國的に注目を集めるカリスマ性も有している天才である。しかし学力はゴミな上に天空海闊な性格をしているので、基本的には絵に描いたようなバカにしか見えない。更に野球部や舞踊関連で玉席の仕事をサボることが多く、日常的にバカっぷりを見せつけてくれるので部下も白泉学生も黑稜学生も彼は取りあえず｢バ会長｣と呼ぶことにしている。

　出身は中央大陸でなく、仕事がマトモにできない一方ギャンブル癖の激しい父親とそれを親身に支える母親のもと産まれた。幼少は母親が大好きで｢経済的に楽をさせられる｣ということからプロ野球選手を志して毎日幼いながらに運動に明け暮れた。

　が、膨大な借金を置き土産にして父親が蒸発、母親もやがて精神に異常を来し家庭を守り続けてきた反動で父親同様に浪費を繰り返すようになり、息子が法外のバイトをしなければ生命線が一瞬で焼け消えるくらいに家庭は崖っぷちとなり、プロ野球選手という夢は諦めてひたすら危険な闇バイトに明け暮れるようになる。全ては母を守る為に、自分が戦い続ければきっと母は優しい姿に戻ると信じ続けて、独りまだ幼い心身を削り続けた果てに、母親は夫の置き土産を更にデコレーションした負債を置き土産にして行方を眩ませ、取立て屋の同情もあって借金地獄からは彼は解放されることとなった。

　それからは地元の救いの手をガン無視して、昼夜大陸関係なく彷徨い歩く日々。異常な身体能力や戦闘能力は闇バイトで培われた年齢不相応の強さだったが、母親を失ったのは自分が弱かった所為だと思い込み、目的ないままに竜の如き強さに取り憑かれ、WKBから危険視されるくらい洒落にならない不良となる。

　が、B等部時代に中央大陸にてどこか母親を彷彿とさせる１人の女子との出会いを果たす。寄る辺なく壊れる寸前だった彼女を守り豊かな生活を実現させることを新たな自分の存在理由にしたことで素行は改善、学力はゴミだったので稜泉の白泉キャンパスに入学することで黑稜キャンパスの彼女を支えることにした。やがては｢稜泉に革命を起こす｣、それほどの生活改善だって強い俺たちは為せるんだということを証明するために、彼女や自分を支えてくれる有用な人材を直感で選抜し、そして彼は｢バ会長｣となる。

　ガールズ濃度高めの本作でかなりしっかりした男性ポジション。遊び人でそして天才という、絶妙に女の子から注目を浴びるワイルドなモテ男をシンプルにイメージ。一方で隠れヘタレでもあり、人間性のリアルさは彼が一番出てたかもしれません。

　別のスピンオフ作品も考慮するとやっぱりタマ先輩との絆がダントツであるよう見えますが、アウトプットで僅かに触れられた元カノの存在、そして我らがココア様のことも考えるとバ会長を巡るラブコメはまだまだ波瀾万丈を作れそうですね！　頑張れヘタレ！！