遊びについて

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 子どもは遊びの天才である。  公園に行くと、地面を触ったりして、色々な物をほじくりだしてくる。  30センチくらいの手ごろな石があると、それは宝物になる。  その下には昆虫がたくさん隠れているからだ。  我先にと、石をひっくり返し、ダンゴムシや、ヤスデなどを見つけていじくって遊ぶ。  木の枝も、どこからともなく見つけてきて、遊び道具にする。  大人がイメージする遊びと、子どもが実際にする遊びは、目のつけどころが違う。  子どもはクリエイティブなので、常に新しい刺激を求めている。  大人は危険だからとか、汚れるからとか言って限定したがるが、子どもの意欲に負ける。  子どもの遊びのワークショップを開くときには、大人と子どもの認識の相違に細心の注意でファシリテートしなくてはならない。  「遊びの学校」では、大人の教育も兼ねているのである。
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