まぐろなじーちゃん

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「おじいちゃん!!また変なもの持ってきたの?!」 ふらっとやってきた私の祖父は、やたらと何かを持ってくる。 役に立つものならまだしも、中途半端に回答が書いてある誰かの問題集なんかいらないしっ。 たとえば! 小学校4年生の問題集。 ーー 私、中学3年なんだけど??!! 「陽南子(ひなこ)そんなこと言わないで、おじいちゃんだって何とか陽南子の受験の役に立ちたいって思ってもってきてくれたんだから」 「それはわかってるけどさぁ〜。この間持ってきたお守り見たら『商売繁盛』って書いてあったんだよ。信じられないっ」 「安産のお守りじゃなくって良かったじゃない」 「お母さんっ!」 「はいはい。おじいちゃんに言っても良いけど、気をつけなさいよ」 「ハイハイ」 「ハイは」 「はーーーーーーーーーーーーーい」 「伸ばさないっ!」 背後で何かぶつぶつ言っていたけど気にするのはよそう。
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