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《ここまでの人物紹介》
【山人(ヤマト)】
現代日本から異世界に転移してきた普通の青年。
趣味は山登りと道具作り。人付き合いはあまり得意ではなく、特に子どもの相手は苦手。
一宿一飯の恩を感じて、滅亡の危機にあったウルドの村のためにいろいろと頑張る。手先は器用だがいろいろと鈍感で不器用。
【リーシャ】
ウルドの村の村長の孫娘。
美しい顔立ちの少女で優れた狩人でもある。年老いた祖父の代わりに村長代理としてヤマトと共に村の再興に奮起する。もうすぐ十四歳の成人の儀を迎える。
【村長】
ウルドの村の村長。
リーシャの祖父であり紳士的で礼儀正しい初老の男。村の危機を救うために、外部から来たよそ者ヤマトとリーシャに村の全権を委(ゆだ)ねる。実はかなりの策士で腹黒い裏の顔もあった。
【ガトン】
ウルドの村の辺境に住む山穴(やまあな)族の老鍛冶師。
頑固者で口が悪い職人肌な老人。だがその鍛冶師としての腕は確かで、ヤマトの汚い図面を瞬時で理解して速攻で製作する能力を持つ。
実は大陸でも三人しかいない“鍛冶師匠(アンアン・マイスター)”の称号をもった凄い匠(たくみ)。
【村の老人たち】
ウルドの村に取り残された老人の方々。
年配のために体力はなく力仕事には向かないが、革細工・食料加工・ウルド布織り・磁器製作・ウルド式建築技法など数々の職人技術をもっている。
子供たちにその伝統技術を継承させつつ、村の留守をしている。
【大人たち】
悪い領主に連れていかれた人たち。それで十四歳以上から老人未満の大人が村には誰もいない状態だった。現在はどんな状況下にあるかは不明。
――――村の子供たち――――
【ガッツ】
村の子供の中での最年長の男の子。
熱血漢で短絡的な性格だが、統率力があり子供たちのガキ大将的な存在。コツコツした作業より弩(クロスボウ)での狩りの方が好き。
【絵描きの少女】
ガッツと同じ歳の物静かな少女。
力仕事や荒事は苦手だが、絵や文字を書く能力に優れている。その才能に気がついたヤマトから村での書記としての任を受けている。読書が好きで村の書庫に籠るのが楽しみ。
【子供たち】
両親を悪い領主に連れていかれた可哀想なウルドの子供たち。
純真無垢な性格で好奇心が旺盛(おうせい)な子が多い。それでいて恐れを知らずたくましく生きていく。村長の話では普通の民族より身体能力が高いらしい。
――――その他――――
【悪い領主】
ある日突然、ウルドの村に進軍して大人たちを全員連れ去っていった悪い人。村からかなり遠い大きな街に本城があり、そこに住んでいる。なぜウルドの大人だけを連れ去っていったか謎。
【???】
ウルドの村の宴を観察して根城に戻っていった武装集団。何事もなければいいのだが……。
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