追憶と傷跡

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◆2 ラスボスには彼がいた。 (俺、スゲェ信用されてる……? なんで?) 頭の中がモヤモヤする。 (ま、いっか) 教室、全部まわったけど、いる気配がない。 「あー……、めんど」 職員室にまた行くか、それとも部室巡りの旅に出るか……。 (まだ探してねぇとこもあるよなー) 「全クラス、いなかったです」 結局、また職員室に戻り、報告する。 「じゃあ、屋上かしら。そこにもいなければ帰っていいわ」 「了解!」
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