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1・新人研修
「僕が? 占い師の助手として?」
あまりにも驚いたので、目を丸くして、僕は、聞き返した。
「そうよ」
目の前には、胸元が大きく開いた真っ赤なワンピースを着た綺麗なお姉さんが座っている。
ロングの黒髪を美しく巻いていて唇も真っ赤に濡れているし、占い師というよりは、夜のお仕事のお姉さんのようだった。
彼女の名前は花菱伊吹(はなぶしいぶき)だと、渡された名刺にプリントされてあった。
「あなたはこれから3ヶ月、この伊吹相談室で、私の助手としてお仕事していただきます」
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